中学生の頃にクラスの皆んなの前で、
「私のおすすめしたい一冊」を紹介する事があり、
皆んながそれぞれ、おすすめの一冊を、黒板の前にたち紹介するのですが、
その時、初版で購入したエッセー集に感動して、面白くて笑って、
じんわりくるエッセーに出会ったのが初めてで、こういう文章を書ける人ってすごいな!!!!!と思春期の私は、思い、
その思いも含め、そのエッセー集を紹介しました。
私の説明する熱がすごかったのか、これまで、人前で発表する時に、
笑いを取ることも、なかったのですが、
発表中、クラスの数人が、クスクス笑いが起こり、そしたら、ワハハハ笑いになり、
「その本!読んでみたい!!!!!」の声をもらいました。
あの頃の出来事、「この本、面白いから、絶対読んでみて!!」の純粋な気持ちが
他の人に伝わったことを、思い起こしました。
今でも人の前での発表や、プレゼンには、うわわわ、と言葉が詰まることがありますが、人に伝える勇気をあの発表でもらえたと思います。
あの本に出会ってよかった。
そのエッセー本は、さくらももこさんの「もものかんづめ」(1991年)です。