鉛筆の中の思い出。物を凝視し、それを描くこと。

 

わたしのデッサンの、お師匠さんは、今は、この世にいらっしゃいませんが、

日岡兼三(ひおか けんぞう)さんです。

トレーナーにジーンズ、又は、サムエをきてました。

ユニークな、お師匠さんでした。

 

デッサンは、苦手でしたが、どうしても、夢を叶えるためには、

デッサンは、避けては通れない道でありまして、

ジブンのものに、するしかなかったので、

兼三さんちに、デッサンを習いにいってました。

 

アトリエも、とっても、趣深いおうち。でした。

(「○○町から引っ越しするときに、家を解体して、運んできた。」と、教えてもらったことが、あります。

「昔の家は、引っ越しする時には、たいていの方がそうしてたんだよ。」と…)

となりの部屋から、兼三さんのお母さんのテレビを楽しむ音が聞こえてきたり。

すると、兼三さんが、「テレビの音を小さくしてもらえますかぁ〜」と、

ふすまを開けて、言ったり。

兼三さんちの居間に、みんなで、おじゃましている。かんじのアトリエでした。

(後に、大学生になって、おじゃましたときは、新築のアトリエになっておりました。)

 

休日の日は、デッサンの休憩時間は、庭で、みんなで、弁当をたべたり。

 

兼三さんは、空手?柔術?をずっとしていたけど、肩を痛めて、

それで、絵を描く事をはじめた。と、教えてもらったことがあります。

大人になってから、描きはじめたと、聞きました。

ですので、色んな話の引き出しを持っていて、人間味に溢れて、ユニークな、お師匠さんでした。

兼三さんの描く、鉛筆画に水彩絵の具で、彩った、作品は、本当に、素敵でかっこよく、
尊敬する画家のお一人でもあります。

 

「デッサンの試験は、受験生が多い大学は、モチーフが無い時も、あるから、

今のうちに、しっかり、その物を、みて、記憶して、その特徴を、つかむんだよ。

(文章だけで、“○○と○○と○○が、布の上に置いてあります。はい、描いてください。”

みたいなデッサン試験のことです。頭の中で、構図をイメージして描く試験です。)」

と、教えてもらいました。

最初は、忠実に描くことが、嫌で嫌でしかたがなかったデッサンでしたが、

毎日毎日、1枚ずつ仕上げていくと、歩いてても、家にいても、学校にいても、

目に入るものの、特徴を記憶するクセができてくるようになりました。

 

ちょうど、一年前にも、兼三さんのことを、綴ったことがあります

 

今日は、その時、高校生の時に使ってた鉛筆”STAEDTLER” で、描いてみたくなりました。